政府へ 原発事故の被害者の人権をまもることを求めます
https://act.greenpeace.org/ea-action/action?ea.client.id=1980&ea.campaign.id=59917

(GreenPeace サイトより)

安全が不確かなまま、
十分に意見も聞かれないまま、
避難の権利が奪われようとしています。
原発事故被害者の人権をまもることを、
日本政府に求めます。

 
政府が、原発事故避難者の
帰還を急いでいます

東京電力福島第一原発事故から 6 年。
政府は避難指示を解除し、賠償を打ち切り、自主避難の方々への住宅支援も打ち切って、「事故を過去のもの」と思わせようとしています。*

しかし、グリーンピースの最新の調査では、放射線が安全な暮らしができるレベルではない地域も見つかっています。
2015 年に、飯館村で調査した 96% の地点で、政府が除染長期目標値としている毎時 0.23 マイクロシーベルトを超えていることが明らかになりました。

* ことし 3 月、福島県内の避難指示が一部を除いて解除され、その 1 年後に賠償が打ち切りに、自主避難の方々への住宅支援は、この 3 月で打ち切り、という「帰還政策」が進められています。

 
ふるさとには帰りたい
でも、家族を被ばくからまもりたい

そう願う人々には、自分たちが納得して帰れる日まで、避難を続ける権利があります。

避難を続けるか、帰るのかを決めるのは、政府ではなく住民自身。
避難を決めた人々の権利をまもり、賠償や住宅支援などの保障を継続することを、政府に求めます。

国連も、被害者の人権がまもられていないことを危惧しています。
国連は視察受け入れを日本政府に申し入れていますが、日本政府はこれに応じていません。

日本中から、世界中から、声をあげましょう。
 「避難した家族の権利、まもって」

要請内容

署名提出先:
安倍晋三内閣総理大臣
岸田文雄 外務大臣
山本公一 環境大臣
塩崎恭久 厚生労働大臣
松野博一 文部科学大臣

(1) 避難する・しないの選択ができるように、
賠償の継続や住宅支援などの保障を

(2) 帰還政策の意思決定へ住民を参加させてください
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GreenPeace
Stand in solidarity
 Defend the human rights of Fukushima survivors
https://act.greenpeace.org/page/6288/petition/1?&ea.tracking.id=gpj
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 (2017年2月18日,ツイッターより)
Greenpeace Japan ‏@GreenpeaceJP
国連も福島第一原発事故 被害者の人権が守られていないと危惧。視察の受け入れを日本政府に申し入れていますが、政府はいまだ応じていません。避難者の権利を一緒にまもってください→http://bit.ly/2lUWnLS   pic.twitter.com/uz43Yxm7qv

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(編集者コメント) (2月20日修正)
日本政府とすべての地方公共団体と市民社会には被災者を保護すべき義務がある。グリーンピースのよびかけは,「日本政府の住宅支援打ち切り方針が変わらないこと」,「日本政府が国連の視察を受け入れない方針であること」を確認したうえで,世界の世論に訴え,国連の視察を実現して状況を変えようとするものとおもわれる。日本の市民社会は,「グローバー勧告」を傍観してきたように,国際署名をも傍観するのだろうか?
人権理事会の常任理事国に当選したばかりの日本政府が視察拒否を貫徹することは困難とおもわれる。つぎに展開されるのは国連の人権システムの場面であろう。もし日本政府がさらに抵抗し,妨害すれば国際社会における日本政府の信用はとりかえしのつかない傷を負うことになることを危惧する。

平成 29(2017)年 3 月 31 日をもって区域外避難者への住宅支援を終了することは,災害救助法によって福島県知事が決定し,同施行令によって平成 28 年 6 月 6 日に内閣総理大臣が同意して,すでに法的手続きは確定している。
被害者と支援者の運動側のリーダーが,もし国際人権法と国連の人権システムを無視し,原発事故の加害責任だけに視点を集中し,福島県知事だけが住宅支援の決定権をもっていて交渉次第では復活できるかのように情勢分析をしているならば,結果的に,被害者を,過度に精神的苦痛と絶望へと追いやる危険性がある。また,そうした情勢分析のもとに海外メディアや国連にむかって発信するメッセージは,説得力のない,あるいは誤解をまねく(あわれみを受ける)ものになるおそれがある。

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報告とお礼:公開学習会 国際人権法における「居住の権利」
http://starsdialog.blog.jp/archives/63640231.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/69431562.html