7.17 公開学習会 国際人権法における「居住の権利」ではみなさまのご参加,ご協力をいただき,無事に終了することができました。主催者からお礼を申しあげます。
学習会の内容としましては,避難者の状況,避難当事者からの報告,宇治市ウトロ地区の強制立ち退きでの国連社会権委員会の勧告,阪神大震災当時の国連 NGO とのかかわり,国際人権法の基礎的理解,国連人権システムと今後の展開の見通しなど,事実にもとづく具体的な報告や最新の動きをふくめた解説があり,ほぼ目標とした内容が構成できたと考えています。
第 2 部の討論を徹底してやりたかったのですが,残念ながら時間の制約がありました。アンケート回答は後日公開の予定です。

わたしたちが主体的,創造的,連続的な学びをしていくこと,そして被害者をふくむ市民社会内部の協働関係をどのようにつくっていくのかをしっかり考えていかなければならないと,あらためて感じました。

参加者 54 名,質問 7 通,アンケート回答 20 通でした。

とりいそぎ,ご報告とお礼まで。 (文責:寺本)
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公開学習会 国際人権法における「居住の権利」
http://starsdialog.blog.jp/archives/60300310.html
主催者からつたえたい 3 つのこと
http://starsdialog.blog.jp/archives/63081739.html
主催者による趣旨説明
http://starsdialog.blog.jp/archives/63855451.html
質疑応答のまとめ
http://starsdialog.blog.jp/archives/63856070.html

アンケート回答のまとめ
http://starsdialog.blog.jp/archives/63856081.html 
「居住福祉研究」22号記事:区域外避難者の住宅打ち切り問題(京都で公開学習会)
http://starsdialog.blog.jp/archives/68217831.html
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(関連記事)
提言: 災害避難者への住宅支援の打ち切りは「国内強制移動に関する指導原則」で禁じられている「恣意的な強制移動」になる危険性がある
http://starsdialog.blog.jp/archives/64765753.html
住宅支援打ち切り問題をめぐる 3 つの提案と 1 つの検討課題について
http://starsdialog.blog.jp/archives/67283511.html
大阪市への意見提出
http://starsdialog.blog.jp/archives/66022380.html#more
大阪府への要望書
http://starsdialog.blog.jp/archives/67572355.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/63640231.html

 
(補足)
今回の公開学習会の告知にあたり,京都府内の登録避難者への情報提供窓口を担当しているある公共機関が,告知チラシを登録避難者に届けることに同意せず,受けいれなかったことは,「被災者の法的権利に関する情報を提供する」よう指導している IASC 活動ガイドラインに反するものであり,法的権利に関する情報を受けとる被災者の権利を侵害したおそれがあります。

災害・紛争等緊急時における精神保健・心理社会的支援に関する IASC ガイドライン
http://www.who.int/hac/network/interagency/news/iasc_110423.pdf
第 3 章 最低必須対応アクションシート
情報の発信
8.1. 被災した人々に対し,災害・紛争等,救援活動,被災者の法的権利に関する情報を提供する。
8.2. 前向きな対処方法に関する情報へアクセスできるようにする。
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また,当日資料の一部に,主催者の了解なく他団体の資料が組みこまれていたことは,主催者への誤解をまねくことになり,管理ミスでした。今後気をつけます。