災害避難者の人権ネットワーク

Network for Human Rights of Disaster Evacuees  

2016年02月

(紹介)
「社会権規約」とは「経済的,社会的および文化的権利に関する国際規約」の略称(日本における通称)である。
英語では,International Covenant on Economic, Social and Cultural Rights とされている。
2001 年の出版であるが,日本社会における人権状況を世界標準から見るとこうなるのか,と興味ぶかく読める。
現在の日本の人権状況は,当時からはおそらく想像できなかったであろうほどに,悪化している。「環境・原発」のテーマでは文字どおり大惨事が起きたし,こども,在日コリアン,沖縄の住民についても状況は悪化している。アイヌや琉球の民族的権利については,日本の学校や報道ではほとんどとりあげていない。

p.165-170 にかけて,「強制退去をめぐる司法判決」(社会権規約第 2 条,11 条関係)のところで,京都ウトロ地区の居住の権利問題の記事がある。第 11 条は「適切な居住」 (adequate housing) の権利についての条文である。
資料編には,規約全文,一般的意見の一覧,文献・資料情報などがおさめられている。
(ただし,執筆者のひとりからのコメントでは,国際人権法の解釈や国連のシステムは年々進化しているとのことなので,最新の水準についても当然,学習する必要がある。)

(表紙うらより)
本書は,社会権規約の日本政府報告書審査に関する初めての出版物である。第 1 部に,社会権規約の入門編をおき,第 2 部では,連絡会議の NGO レポートをそのまま掲載した。第 3 部は,審査および総括所見のフォローアップにむけて,審査の概要と総括所見の翻訳を載せている。
次回の政府報告書の提出期限である 2006 年までの 5 年間で,日本政府等関係機関,NGO,さらに日本社会全体において,社会権規約の実施と普及が進展していくことに,本書が少しでも貢献できれば幸いである。

主な目次
第 1 部 社会権規約入門
第 2 部 社会権規約と日本――社会権規約 NGO レポート
Ⅰ 全体的検証
Ⅱ 個別的検証(主体別)・・・女性,被差別部落出身者,子ども,在日コリアン,外国人,中国帰国者,障害者,HIV感染者,ホームレス,難民,入管被収容者,同性愛者,ハンセン病,アイヌ民族,沖縄住民
Ⅲ 個別的検証(問題別)・・・労働,家族の保護,保育,居住,健康・医療,環境・原発,教育,文化
第 3 部 社会権規約から見た日本
 第 2 回 政府報告書審査の概要と総括所見
資料編

「社会権規約と日本 2001」(社会権規約NGOレポート連絡会議編)
http://www.eidell.co.jp/book/?s=%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E6%A8%A9%E8%A6%8F%E7%B4%84%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC
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外務省
国際人権規約
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/55719284.html

“原発避難” 7 日間の記録
 〜福島で何が起きていたのか〜
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160305

初回放送
総合 2016 年 3 月 5 日 (土)  午後 9 時 00 分~9 時 49 分


5年前に起きた東京電力福島第一原発事故。周辺市町村への避難指示は3km、10km、20kmと五月雨式に拡大し、どこにどうやって避難するかは各自治体の判断に任された。情報も体制も薄弱な中、人々はどのような状況に置かれ、どのような判断や行動を迫られたのか。改めて「あの時」を記録・検証する動きが各地で始まっている。
 NHKはこうした市町村の検証記録、国の調査報告書、研究者が集めた避難者1万人のデータ、記録映像などを収集。さらに当時の首長や役場職員、自衛隊・警察・消防関係者、住民などを独自に取材。20km圏内からほぼすべての住民が避難するまでの1週間に、人はどう動き、混乱をどう過ごしたのか――知られざる原発事故避難の全貌に迫った。
 証言から蘇るのは、過酷を極めた「あの時」の様子。当時の記憶を5年間引きずって心に秘めてきたため、今回初めて重い口を開いた人も少なくない。
 事故直後の混乱や避難による離散のため、これまで十分に掘り起こされてこなかった原発避難の実態。膨大な記録や証言に、ビッグデータや専門家による分析も交え、私たちが5年前に直面した、“原発事故避難”その混乱の全体像に迫る。
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(3 月 13 日までテーマ別に 7 回の放送)
3月 5日 夜 9 時 あの時,人はどう動いたのか
3月 6日 夜 9 時 被曝の森
3月 8日 夜 10 時 ゼロから町をつくる〜岩手・陸前高田〜
3月10日 夜 10 時 風の電話
3月11日 夜 8 時 私を襲った津波
3月12日 夜 9 時 15 分 “26 兆円”復興はどれだけ進んだか
3月13日 夜 9 時 88 時間〜福島第一原発事故
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/55714432.html

2016/02/26 【ベルリン】 IPPNW (核戦争防止国際医師会議) 「5 年後の福島と 30 年後のチェルノブイリ 〜1日目(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289262
核戦争防止国際医師会議 (IPPNW) 主催による国際会議 「5 年後の福島と 30 年後のチェルノブイリ」 (5 Years Living with Fukushima – 30 Years Living with Chernobyl) が 2016 年 2 月 26 日 (金) (日本時間 27 日)よりドイツ・ベルリンで始まり、IPPNW 副議長アレックス・ローゼン氏らが講演した。会議は 28 日まで行われる。
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2016/02/27 【ベルリン】 IPPNW (核戦争防止国際医師会議) 「5 年後の福島と 30 年後のチェルノブイリ」 〜2日目(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289410
ドイツ・ベルリンで開かれている IPPNW (核戦争防止国際医師会議)の国際会議「5 年後の福島と 30 年後のチェルノブイリ」は 2016 年 2 月 27 日 (土)、2 日目の議論を行った。岡山大学・津田敏秀氏(環境疫学)ら全体会での議論のほか、3 つの分科会の模様を配信した。

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2016/02/28 【ベルリン】 IPPNW (核戦争防止国際医師会議) 「5 年後の福島と 30 年後のチェルノブイリ」 〜3日目(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289539
 2016 年 2 月 28 日(日)、IPPNW 主催 「5 年後の福島と 30 年後のチェルノブイリ」最終日の会議がドイツ・ベルリンで開かれ、医師ヘレン・カルディコット氏、シェーナウ電力会社のウルズラ・スラーデク氏らが講演を行った。
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IWJ オープンコンテンツ記事一覧ページ
http://iwj.co.jp/wj/open/
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/55711614.html

高浜4号機、原子炉緊急停止=発電機トラブルで―関電
時事通信 2月29日(月)14時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160229-00000069-jij-soci
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(参考)
明日に向けて(1224)≪速報≫高浜原発4号機原子炉が緊急停止!このまま稼働をやめるべきだ!
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/d5222c8ddd381920003e6e35eb7f7a9c

明日に向けて(1225)高浜原発4号機停止問題と、高浜3、4号機運転差し止め訴訟に関する続報です!
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/fbf8e451e845733968578f2144401d53
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記事のアドレス 
http://starsdialog.blog.jp/archives/55709777.html

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特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ
【イベント】 3/24 (木)  震災から 5 年 原発訴訟をとおして考える区域外避難者の人権
http://hrn.or.jp/news/6580/
 5 年前に起きた福島第一原発事故では、子どもへの健康不安などから、政府による避難指示区域以外の区域からも多くの人が、東京や関西など全国各地に避難しています。こうした区域外避難者は、東電からの賠償金はほとんどなく、生活の困窮や家族離散、世間の無理解からくる誹謗中傷などに耐える生活を余儀なくされています。
 他方で、区域外避難者は、現在、災害救助法に基づき応急仮設住宅(みなし仮設住宅も含む)が無償で提供されていますが、政府はこの応急仮設住宅の無償提供期間を2017年3月末までで終了するとの閣議決定を行いました。このままでは、多くの区域外避難者は、事実上望まない形で避難元への帰還を余儀なくされることになります。
 この企画では、2人の区域外避難者を呼び、二重生活による生活の困窮などの区域外避難者の現状と、「住宅問題」についてのお話し、訴えをいただきます。さらに、弁護士からは、訴訟の現状などを報告いたします。
 皆様のご参加をお待ちしています。
 
【日時】 2016 年 3 月 24 日 18 時半~20 時半 (18時15分 会場)
【場所】 青山学院大学 総研ビル(14 号館) 8 階 10 会議室
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/55708927.html

エートスと国際原子力ロビー:無知の戦略
—核惨事の線量基準・ロビー・共同管理—

反核世界社会フォーラム・分科会

日時: 3 月 27 日 (日) 18 時 30 分ー21 時 00 分
会場: 韓国 YMCA アジア青少年センター /スペース Y
http://www.ymcajapan.org/ayc/hotel/jp/kaigi-spaceY.html
住所: 〒101-0064 東京都千代田区猿楽町 2-5
 福島惨事後五年を経た現状は、国際原子力ロビーと日本政府当局が一体となった無知の戦略が覆っている。この戦略はまずリスク・コミュニケーションという形を取り、安心・安全キャンペーンを繰り広げる。あるいはダイアログ・セミナー、車座の茶話会 (福島のエートス)、地域シンポジウムのような形を取り、疑似科学的な無知を住民にすり込もうとする。このような戦略によって、事実の否定と、住民の帰還促進、事態の<正常化>が、東京五輪を目指して急速に押し進められている。
 この戦略は、30 年前のチェルノブイリから始まった。ソ連邦崩壊の危機に瀕した当時の連邦政府は,チェルノブイリ惨事に手を焼き、IAEA に事後の管理をゆだねた。
IAEA、国連科学委員会 (UNSCEAR) と、国際放射線防護委員会 (ICRP) が三位一体となり、WHO を制御しつつ、チェルノブイリの実相を覆い隠す様々な犯罪的な策略を立てた。福島では、さらに周到な手だてを準備し、いち早く福島に乗り込んで来た。福島を占拠するためである。
 この現況を批判的に分析する手だてとして、<エートス>問題、その他を糸口としながら国際原子力ロビー、共同管理の動きなどを 4 人のパネラーの提議を元に、検証する。

提議者:
ヴラデイーミル・チェルトコフ: 元スイス・イタリアテレビ局ディレクター、ジャーナリスト。『サクリフィス』 『真実はどこに』 の他、70 本ほどのドキュメンタリーを制作。著書 『チェルノブイリの犯罪』 (緑風出版 2015)
松井英介 : 元岐阜大学医学部助教授。岐阜環境医学研究所所長。近著に 『「脱ひばく」いのちを守る』 (花伝社2014) <乳歯保存ネットワーク>発足に尽力。
テイエリー・リボー: 国立科学研究センター CNRS 研究員。Clersé UMR 妻ナディーヌとの共著に 『Les sanctuaires de l’abîme』 (éditions de l’encyclopédie des nuisances, 2012) 福島事故後の共同管理について言及。
セシル・アサヌマ=ブリス: 都市社会学者。CNRS 北アジア事務所副所長。2001 年から日本在住。東京日仏会館研究員。公共住宅政策論。福島事故以降、放射線防護や避難民の移住政策、リスク・コミュニケーションなどを分析。

プレゼンテーション+司会:
コリン・コバヤシ: フリージャーナリスト、著述家、映像作家。近著に 『国際原子力ロビーの犯罪』 (以文社、2013 年)

通訳:
中尾和美 (『チェルノブイリの犯罪』 監訳者)、ユミ・セリア
企画: エコ-エシャンジュ Echo-Echanges France-Japon
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/55642984.html

毎日新聞出版
「原発棄民」フクシマ 5 年後の真実
http://mainichibooks.com/books/nonfiction/-5.html
著者 日野 行介
発売日 2016年2月24日

ISBN: 978-4-620-32361-9
定価: 本体 1,400 円 (税別)
判型: 四六判
頁数: 232 頁
ジャンル: ノンフィクション
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(関連)
HUFFINGTON POST (2015年9月15日)
福島原発事故「4年半」の現実 国が進める「棄民政策」
http://www.huffingtonpost.jp/foresight/hukushima-primary_b_8131592.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/55598561.html

岩波新書「ルポ 母子避難――消されゆく原発事故被害者」
https://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/

■ 新赤版 1591
■ 体裁=新書判・並製・224頁
■ 定価(本体 760円 + 税)
■ 2016年2月26日
■ ISBN978-4-00-431591-9 C0236

原発事故で避難した母子の生活が困窮している.政府は,いわゆる「自主避難者」への住宅無償提供を 2017 年春に打ち切る.子どもを守りたい一心で避難した母親たちが,事故から 5 年経った今,何に不安を感じ,困り,苦しんでいるのか.事故後,避難した母子に寄り添い続ける著者が,克明に綴る.
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/55598471.html

(meso news より転載)

2016 年 3 月 14 日(月) 19 時〜22 時
人見やよいさん講演・討論会 「5 年後の福島 住民の声を聞きませんか?」(よそものネット)
Espace Jean Dame 17, rue Léopold Bellan 75002 (メトロ Sentier) 
http://www.sortirdunucleaire75.org/actions/2016/2016_actions.html#2016

3 月 19 日 (土) 「追悼の夕べ」 福島~チェルノブイリ ( Association Tradescantia ) パリ国際大学都市 日本館
17 時 メモリアルコンサート
19 時 「小さき声のカノン」 フランス語字幕付きを上映後、鎌仲ひとみ監督の講演会
https://abeillefr.wordpress.com/
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/55554446.html

(感想)
この本の存在は知らなかった ・・・ 第 1 話に登場する実在の人物から紹介されるまで。
角川つばさ文庫は「小学上級から」を対象としているようだ。
この本は実在の人物へのインタビューをもとにした短いストーリーが五話書かれているのだが,短いということは欠点にはなっていない。山村有紀子のしっかりした文章で,漢字にはルビがふられ,まんが風の絵が挿入されていて,とても読みやすい。
これらの短い文章を読むこどもは自分で想像力をはたらかせ,自分の知らない人間が大震災のなかでどんな体験をし,どんな心の動きを通り過ぎたかを学ぶにちがいない。それは,おとなにとっても新しい学びになるはずだ。

 
(目次)
第 1 話 いつか福島に帰る日
第 2 話 あの日を忘れない
第 3 話 原発から 20 キロの村の子どもたち
第 4 話 ママは天使になった
第 5 話 俺たちは料理人だ!
あとがき 山村有紀子
原作まんが家あとがき ひうら さとる
まんが家紹介
 

(表紙カバーの裏面から)
2011 年 3 月 11 日,東日本を襲った大地震。あの日,何が起きたのか? あの日から,何が起きているのか? 着るはずじゃなかった制服を着て,歩きだす未来 (みらい) ちゃん。避難生活のなかでふれた,おんちゃんのやさしさ。福島の小学校で働く女先生。ママを亡くした,6 歳のちーちゃん。300 人の食と生活を,守りつづけた内田兄弟。被災地の「本当のすがた」をえがいた 5 つの物語。あの日のことを,私たちは絶対に忘れない。

 
角川つばさ文庫
あの日起きたこと
東日本大震災ストーリー 311
http://www.tsubasabunko.jp/bookdetails/index.php?pcd=321310000018

(こどもたちの感想を読むことができる。)
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/55323590.html


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