災害避難者の人権ネットワーク

Network for Human Rights of Disaster Evacuees  

2014年12月

CNFE (原発体制を問うキリスト者ネットワーク) 公開講演会「被曝の影響はここまで ?!」

講師: 松崎道幸医師 (旭川北医院院長)
私たちは子どもたちの未来に責任があります

原発事故から丸 4 年を過ぎようとしています。国の施策は体内被曝を抜きに外部被曝のみを考慮し,被曝線量を小さく見せかけ,住民の健康よりふるさと帰還・まちの復興優先です。人の健康に留意したチェルノブイリ避難基準は,日本の避難指示より格段に厳しく強制性があるのに,30 年近く経た現在も人々に健康影響が生じています。
すでに福島県内の子どもの甲状腺がん発生者はただ事ではない人数となっています。低線量被曝のリスクのなかで私たちは生活をすることを余儀なくされており,呼吸・飲食を通して放射能が身体に蓄積します。東京も安心できない地域です。私たちは子どもたちの未来に責任があります。このことに長年かかわっておられる医師のお話を聞いてみませんか。被曝はここまで来ている!

松崎道幸医師
1975 年 3 月,北海道大学医学部卒業。以後,国立札幌病院血液内科,市立旭川病院循環器内科,江別市立総合病院内科,札幌市南保健所,深川市立総合病院を経て 2014 年 7 月より旭川北医院院長。

どなたもご自由にご参加ください。
開催日: 2015 年 1 月 24 日 (土)
開催時間: 13:30-15:45(10分ほど前に起こしください)
参加費: 500 円
会場: 日本基督教団信濃町教会(JR 信濃町駅より徒歩 5 分)
http://www.shinanomachi-c.jp/access.html
主催: CNFE (Christian network for Nuke Free Earth)原発体制を問うキリスト者ネットワーク
http://jcnfe.sakura.ne.jp/
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/19737613.html

この本は 2012 年 3 月に出版されていたのに,見のがしていたのは失敗。
いまおもえば,書名がそっけない,というか単純すぎて「ああ,わかってる」と錯覚した可能性がある。
「内部被曝」ではなく「放射線被曝にどのように立ち向かうか」という第 5 章のタイトルを書名にしてくれていたら・・・という気がする。
ともあれ,重要な内容である。いまこの問題でなやみ,まよっている人たちへの答えがすでに書かれていたのだ。
第 2 章では内部被曝のメカニズムについて,ていねいに書かれていて,あらためて理解をふかめた。
第 3 章,4 章では,歴史的な経緯を追っていて,科学が政治に服従してきたことがよくわかる。
1か所だけ引用しておきたい。
「科学することは,物を具体的に見ることです。真理は常に,具体的なのです。ですから対象を具体的に個々に見ることなしには,被曝を研究することは決してできません。」(p.39)
さらに重要なのは第 5 章である。これからの社会のありかた,人間の生きかたまで深く考察した内容で,納得できる。自主的に避難したひとたち,とくに子どもをつれて逃げた人たちを高く評価している点は著者の人道的な立ち位置が明確になっている。

目次
第 1 章 被曝直後の福島を訪れて
第 2 章 内部被曝のメカニズムと恐ろしさ
第 3 章 誰が放射線のリスクを決めてきたのか
第 4 章 なぜ内部被曝は小さく見積もられてきたのか
第 5 章 放射線被曝に,どのように立ち向かうのか


著者略歴
矢ヶ崎克馬
1943 年うまれ。沖縄県在住。広島大学大学院理学研究科博士課程単位取得満期退学。理学博士。専攻は物理。琉球大学理学部教授。理学部長などを経て 2009 年 3 月,定年退職。

琉球大学名誉教授。2003 年より原爆症認定集団訴訟で「内部被曝」について証言をする。東日本大震災以降は,福島ほか全国各地で講演をしている。2012 年久保医療文化賞受賞。2012 年 4 月に「市民と科学者の内部被曝問題研究会」を設立,副理事長。
著書に『隠された被曝』(新日本出版社),『力学入門(6 版)』(裳華房)などがある。
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市民と科学者の内部被曝問題研究会
http://www.acsir.org/


守田敏也
1959 年うまれ。京都市在住。同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て,現在フリーライターとして取材活動をつづけ,社会的共通資本に関する研究をすすめている。ナラ枯れ問題に深く関わり,京都の大門司山などで害虫防除も実施。東日本大震災以降は,広くネットで情報を発信し,関西をはじめ被災地でも講演をつづけている。また,京都 OHANA プロジェクトのメンバーとして,被災地に中古の自転車を整備して届ける活動をおこなっている。

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「内部被曝」 岩波ブックレット 832
2012 年 3 月 6 日 第 1 刷発行
著者 矢ヶ崎克馬,守田敏也
ISBN978-4-00270832-4
定価 本体 560 円+税
岩波書店
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/booklet/
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関連記事
「ドイツ・ベラルーシ・トルコ・ポーランドで学んだこと~チェルノブイリ原発事故による被ばくの現実やトルコへの原発輸出問題~」
http://starsdialog.blog.jp/archives/19321277.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/19685191.html

茨木市地域防災計画(案)に対する意見募集
内容: 地震災害と風水害に対し,本市および防災関係機関の処理すべき業務について定めた「市地域防災計画」の修正案
備考: 資料の閲覧 1 月 5 日から危機管理課・情報ルーム
意見受付: 1 月 5 日から 26 日(消印有効)
567-8505 茨木市総務部危機管理課
tel: 072-620-1617
fax: 072-624-9249
kikikanri@city.ibaraki.lg.jp
(以上は「広報いばらき」平成 27 (2015)年 1 月号より)
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(参考)

茨木市地域防災計画(平成 25 年 3 月修正)
http://www.city.ibaraki.osaka.jp/kurashi/bosai/1310707119854.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/19617107.html

増え続ける本県の関連死
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/12/post_11239.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/19541518.html

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福島民報
本県人口減「不安」7割 本社県民世論調査
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/12/post_11243.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/19538155.html

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NHK スペシャル 東日本大震災「38 万人の甲状腺検査」文字おこし Vol.1
http://ameblo.jp/whitefood/entry-11969564622.html

【衝撃】真実を隠し伝えることが本当の安心? NHK スペシャル「38 万人の甲状腺検査」文字おこし Vol.2
http://ameblo.jp/whitefood/entry-11969632273.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/19534551.html

(12月26日修正)
12 月 23 日,京都で報告会をきくことができた。以下はその案内から。
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ドイツ・ベラルーシ・トルコ・ポーランドで学んだこと
~チェルノブイリ原発事故による被ばくの現実やトルコへの原発輸出問題~
◇守田敏也報告会◇

本年2014年2月から3月にドイツ・ベラルーシ・トルコを訪れ、8月にトルコを再訪、さらに10月にポーランドに訪問してきたなかで学んできたことを報告します。
これらのなかで、放射線内部被曝のメカニズムと危険性についても触 れます 。
例えばウクライナでは医師たちがたくさんの病が放射線の影響で起こっていることを告発しています。
今年の3回にわたる渡航で感じたことを、できるだけ分かりやすくお話しします。
福島原発事故、そして私たちの今に深くつながるヨーロッパ・トルコの話、内部被曝のメカニズムのお話をぜひ聞きに来てください!
なお報告会は3回行います。参加しやすい会にご参加ください。

12月23日(火・休日)10時から12時と18時から20時30分の2回 ひとまち交流館第4会議室
参加費 500円(可能な方はさらにカンパをお願いします!)

主催:子どもの給食を考える会・京都
連絡先:morita_sccrc@yahoo.co.jp(守田)

託児はありませんが、会場内にお子さんが過ごせるスペースやおもちゃ、絵本などを用意します。
ぜひお子さん連れでいらしてください。

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守田敏也 MORITA Toshiya
[blog] http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011
[website] http://toshikyoto.com/
[twitter] https://twitter.com/toshikyoto
[facebook] https://www.facebook.com/toshiya.morita.90
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(以下は当日のメモから)

最初に 12 月 14 日の衆議院議員選挙の話題があり,配布されたふたつのチラシが紹介された。

映画「小さき声のカノン」
2015 年 3 月封切予定である。鎌仲ひとみ監督のめざすところは,保養キャンプの運動をふやすことで,そのための映画。放射能被害地域のこどもの健康のためには保養の効果があることが,ウクライナとベラルーシではっきりしている。
http://www.kamanaka.com/canon

朗読劇 「ガザ希望のメッセージ」
2 月 1 日大阪市,2 月 8 日 津市 
http://readers-without-borders.org/

日本の話題にうつる。
北関東で起きている異変について。これから避難はふえるだろう。避難の権利を獲得することと,保養の受け入れが重要になる。

国連科学委員会(UNSCEAR)はチェルノブイリ原発事故による放射線被害として 3 つの病気しかみとめていない。(白血病,白内障,小児甲状腺がん)

チェルノブイリの痛みを世界で共有すること,国境をこえた連帯でたちむかうことが重要。
フクシマ(地名でなく,放射線災害の全体をあらわす意味とおもわれる)の状況が世界に知られていない。
「日本は被曝医療が進んでいるはず」という誤解が世界にある。ベラルーシよりも対策が悪いことが知られていない。
日本の多くの医師は統計学や疫学の教育訓練をうけていない。
日本の放射線学はアメリカからきているので,脱原発の人々や民衆側の学者も被曝について知らない人がおおい。だからウクライナ政府報告書が大事である。
(メモからは以上)

守田さんのお話の特徴として,歴史的,地理的なひろい視野からものをみていること,海外から日本をみていること,があると感じられた。歴史的,地理的なひろい視野は,全体像をとらえるために重要であるし,海外から日本をみることは客観的にみるために重要であろう。期待どおりの内容に納得できた。
当日は守田さんも著者のひとりである岩波ブックレット「内部被曝」(2013 年 8 月 5 日第 5 刷)を入手することができた。 (寺本@高槻)

明日に向けて
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/c/39d9d789a234298eda85751fd2bd0ecc
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<参考資料> チェルノブイリ事故後25年:未来へ向けての安全(英語)
-ウクライナ政府緊急事態省報告-
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/ukraine_go_report.html

日本語部分訳
「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク翻訳資料
http://archives.shiminkagaku.org/archives/csijnewsletter_010_ukuraine_01.pdf
NHK 出版
「低線量汚染地域からの報告――チェルノブイリ26年後の健康被害
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00815712012
OurPlanet-TV
「ルポ チェルノブイリ 28年目の子どもたち~ウクライナの取り組みに学ぶ」
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1858
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/19321277.html

星の対話プロジェクト(災害避難者の人権ネットワーク)から見学参加を予定します。

高槻市「社協だより」第 127 号
災害ボランティアセンター設置・運営シミュレーションを実施
http://www.ta-city-shakyo.com/enlighten/201501.pdf
(記事は 5 ページにあります。)
以下転載
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大災害が発生し,各地から多くのボランティアが被災地へ駆けつけたと仮定し,ボランティアの受け入れや派遣,センターの取り組み紹介など,災害時に必要な訓練をします。
日時 平成 27 年 1 月 24 日 (土) 午前 9 時から正午
場所 市城西町庁舎 高槻市城西町 4 番 6 号
内容 
・ボランティアの受け入れ
・現地への派遣
・炊き出し
・パネル展示(活動紹介)など

見学もできますのでぜひお越しください!!
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/19306646.html

(FoE Japan メイルマガジンより)
★南相馬市で進む住民無視の避難勧奨の指定解除

国(原子力災害現地対策本部)は、福島県南相馬市の 152 世帯の特定避難勧奨地点を年内にも解除する方向で、21日に住民向け説明会を行うことが報道されています。
解除の話はいったん10月に浮上したのですが、「まだ汚染のレベルが下がらず、解除は時期尚早」という住民たちの強い反対でいったん延期になりました。国は「清掃」を行って空間線量率の低下と住民の理解を求めるとしていました。

そのたった2ヵ月後、住民にとっては不意打ちのように説明会の話が通知されました。南相馬の住民は、いまだに解除に反対しています。反対署名も始まりました。
ぜひ、署名の拡散にご協力ください。
                               

▼署名の詳細はこちら
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-45b6.html

▼参考動画:政府に解除反対の署名提出?南相馬・避難勧奨地点
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1850

▼「一方的な避難解除」に抗議?南相馬住民(2014年10月10日配信)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1850
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河北新報
福島のニュース
特定避難指定解除へ、21日説明会・南相馬
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141213_61003.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/18812046.html

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OurPlanet-TV
トモダチ作戦2名が死亡~東電訴訟、本格弁論へ
http://ourplanet-tv.org/?q=node/1863
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関連映像
Fukushima sailor's radiation lawsuit: 'I don't blame the navy at all, this is 100% Tepco's problem' - video

https://www.youtube.com/watch?v=wtWHdLKmOxk&feature=youtu.be
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/18636259.html

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