災害避難者の人権ネットワーク

Network for Human Rights of Disaster Evacuees  

2014年11月

「福島の女たちの気もちが一番よく書かれている本・・・」と聞き,読み終わってそのとおりだと感じる。読んでよかった。しかし当然とはいえ,内容の重い本である。

編者のひとり,大橋由香子さんは「まえがき」のなかでつぎのように書かれている。
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この本も,不思議な縁が重なって生まれました。2012 年の初春,こう呼びかけました。
……多くのメディアが原発事故や「脱原発」を取り上げてきましたが,それらを読んでいても,なぜかもどかしく,心がざわつきます。満たされない気もちについて語り,それはどうしてなのかを考えるなかで,この本を作ろうと私たちは考えました。「福島の女たち」という言葉にあちこちで遭遇します。にもかかわらず,女たちの個々の体験や気もちは充分に伝えられていないのではないか。福島の地で暮らしている人,福島を離れた人,行き来している人,福島に思いを寄せている人たちを「福島の女たち」と一括りにしてしまうことで,見えなくなることがあるのではないか……。
大きく強いものがよしとされ,差別によって成り立つ原発社会を問いなおし,ゆっくりでいい,「弱いもの,小さいものの命を大切にする」暮らしをつくるために,皆さんの経験をぜひお寄せください。
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関西に住む者は,避難者のお話を聞く機会はあり,避難者の手記を読むこともできる。しかし,被災地に住む人々の本当の気もちを知るというのは簡単ではない。短期間の現地支援に行ったとしても,どこまで本当の気もちを聞かせてもらえるものか,それはわからない。
手記として書くということになれば,「真実を書かなければ・・・」,「書きもらしたことはないか・・・」などと推敲もされ,それなりに充実した記録になる可能性が高いとおもわれる。
この本はただ,何人かの女たちの手記をならべたものではない。この社会のどこに,どのような問題があり,これからどのようにしていくべきか,どのように生きていくべきかをさぐろうとする真摯な姿勢で書かれていて学ぶところが多い。男たちが,女たちの気もちをいかにわかっていないか,ということもあきらかになる。ひとびとが,いかに「常識」や「固定観念」に拘束され,ものが見えなくなっているかもあきらかになる。反原発の立場のなかにもいろいろの問題があり,母性,フェミニズム,優生思想の問題意識からの力づよい提起も書かれている。

しかし,わたしたちはまだまだ答えを得たわけではない。たとえば,若い人が放射能によって病気や障害が出ることへのおそれをもつことを「障害者差別ではないか」と反発する例がある。しかし,高度の放射能汚染がおよぼす影響は,通常の社会のなかでうまれてくる障害者を社会でささえればよい,といったレベルの問題ではすまない。ウクライナやベラルーシのように,汚染地帯のこどもたちの 8 割が病気であり,若者がさまざまな病気で死んでいき,自殺率が世界第一位 (ベラルーシ) であり,人口が年々減少するような社会になるかもしれない,ということなのである。個としての障害者の発生にとどまらず,社会全体の滅亡の問題になることを見ておかねばならない。個だけをみるのか,全体をみるのか,そしてまた,日本だけの空間で考えるのか,世界という空間のひろがりで考えるのか,という(認識論の)議論も避けてはとおれないだろう。
また,原発事故は,ひとびとのなかの強欲性や残酷性,感情の抑圧といった精神構造が生み出したものか,それとも資本による利権支配と権力支配という社会構造が生み出したものか,という状況認識の問題を個人の空想によって判断するならば,真の責任者を見のがし,被害者同士が争いをさせられる結果をまねくかもしれない。 (寺本@高槻)


福島原発事故と女たち――出会いをつなぐ
2012 年 10 月 26 日 初版発行
編者 近藤和子,大橋由香子
発行所 梨の木舎
http://www.jca.apc.org/nashinoki-sha/
定価 1600 円+税
ISBN978-4-8166-1205-3
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/17730865.html

緊急学習会
ストップ! 原発輸出と再稼動
~CSC(原子力損害の補完的補償に関する条約)を問う!~
http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/131f.htm (地図入り)

 まともな議論をせぬまま、11 月に国会で加盟が承認された CSC は、原子力災害が起きた際に原発メーカーを免責することで、原発輸出を促進する内容であり、原子力災害の被害者の保護や賠償を軽視した規定が含まれており、たいへん問題のある条約です。 

 本条約の国会可決に抗議し、FoE Japan の満田夏花さんをお招きして問題点を学びます。また、再稼動反対の取り組みで精力的な運動を続けておられる満田さんが川内原発再稼働反対の最前線で見たこと、感じたことも話していただきます。原発輸出と再稼動はコインの裏表です。

日時 12 月 7 日 (日) 17:45~20:00 (開場 17:30)

講師 満田夏花さん (国際環境 NGO FoE Japan) http://www.foejapan.org/

場所 市民交流センターひがしよどがわ 403号室(80名)
       JR新大阪駅東出口(西淡路方面)より徒歩4分
         東淀川区西淡路 1-4-18
参加費 800 円

主催:ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
問い合わせ: 080-6174-8358 (佐藤)
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録画映像(12月7日大阪)
http://youtu.be/wKxoJehAaLg
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記事のアドレス 
http://starsdialog.blog.jp/archives/17642298.html

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ずくなしの冷や水(2013年10月)
4歳の子供とふたりで福島中通りから新発田市に自主避難してきているお母さんの話
http://inventsolitude.sblo.jp/article/78443656.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/17628731.html

1800円でできる汚染地域の土壌計測
http://aoitombo.s100.xrea.com/jutakusokutei.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/17566828.html

141116 UPLAN 【後半】 もう我慢はしない!立ち上がる 原発事故被害者集会
https://www.youtube.com/watch?v=Joa7P005HEI&feature=share

●41分30秒~KANSAI サポーターズ応援メッセージ
●52分05秒~関西訴訟原告代表 賛同メッセージ

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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/17408771.html

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11 月に大阪府内の公共施設で開催された避難者の声を聞く集会で,参加者がある冊子を持ち込んで紹介した,ということが伝えられている。それらの記事のなかのリンクを整理してみた。

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冊子自体はインターネットでも公開されており,だれでもよめる。
youblisher
「福島県南相馬発・坪倉正治先生のよくわかる放射線教室」 (発行・ベテランママの会,監修・早野龍五東大教授,推薦・南相馬市立総合病院)
発行者: ベテランママの会
http://veteranmama.jimdo.com/
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関連情報

山形に母子避難したママが、行政の働きかけで福島(郡山市)に戻った NHK ラジオ番組のこと
http://no-nukes-hokusetsu.blog.so-net.ne.jp/2014-11-09
ブログ: http://mikttymama.exblog.jp/
「山形避難者母の会」のHP: http://yamagatahinanhaha.jimdo.com/
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放射能を測り、安全を求める北摂市民の会
「ベテランママ」の放射能読本が大阪にも
http://no-nukes-hokusetsu.blog.so-net.ne.jp/2014-11-20

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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/17408615.html

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災害避難者の人権ネットワークから高槻市総務部危機管理室に,「高槻市地域防災計画(素案)に対する意見」(表紙とも 14 枚)を提出しました。
過去の修正経過をみますと 3 年から 5 年に 1 回程度,修正されています。
今回の修正は災害対策基本法改正にともなうもので,全国のすべての自治体で修正されるはずです。

提出した意見は 6 項目ですが,要点は以下の 3 点です。
1. 素案には「住民の基本的責務」が書かれているが,「住民の基本的権利」が書かれていないので,これを記述すべきである。
2. 「防災知識の普及啓発の内容」に「災害法制および防災に関する世界標準」を追加すること。
3. 原子力発電所の重大事故への対応を計画すべきこと。

以下の PDF ファイルを ML の共有ファイルにアップしました。
提出用_別紙 1「高槻市地域防災計画(素案)」に対する意見(詳細)(4 ページ)
(その他のファイルは省略しました)
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高槻市
「高槻市地域防災計画」(素案)に対する意見募集について
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kakuka/soumu/kikikan/publiccomment/1412045194736.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/17123825.html

《声明》 
原発輸出を促進し、原子力ビジネスを手厚く保護する
「原子力損害の補完的補償に関する条約」(CSC)のあまりに拙速な国会承認に抗議
http://311.blog.jp/archives/17098459.html
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/17123084.html

(転載)
Dear Friends

The people in Fukui prefecture are now campaigning against the governor’s policy to restart its nuclear power plants.
 Please endorse the following petition.
“Do not approve the re-opening of nuclear power plants!“

【福井県民署名サイト】 2015 年 4 月の福井県知事選の前に、西川一誠福井県知事にお願い! みんなの暮らしと自然を守りたいから、安全性の十分でない原子力発電所の再稼働を認めないでください。県外・海外の方も署名してください!

http://fukui.jpn.org/international/index.html
English、繁体字、簡体中国、Korean、Spanish、Deutsch、日本語


Sato Daisuke
 No Nukes Asia Forum Japan
 sdaisuke@rice.ocn.ne.jp
 http://japan.nonukesasiaforum.org/
 https://www.facebook.com/nnafjapan
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/16938699.html

(主催者により拡散歓迎)
健康管理のあり方に関する公開フォーラム:11月30日@福島市
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/1130-f122.html

日時: 11 月 30 日 (日) 13:30~16:00
場所: コラッセふくしま 401 号室 
(JR 福島駅より徒歩 3 分) http://www.corasse.com/access
資料代: 500 円
申し込み不要(直接会場にお越しください)
 
内容: 
1)福島県民健康調査の現状と課題

2)広島・長崎の被爆者援護法とチェルノブイリ原発事故後の健康支援
    …吉田由布子「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク事務局長
3)民間における甲状腺検診の経験から
    …西尾正道/北海道がんセンター名誉院長
4)フクシマで生きる
     …今田剛/医療法人社団敬天会小川医院理事、
                      循環器専門医、漢方専門医、綜合内科専門医、医学博士
5)国としての健康支援の在り方
     …崎山比早子/高木学校、元国会事故調査委員会委員
     …満田夏花/国際環境 NGO FoE Japan 理事
6)意見交換
 
主催:放射線被ばくと健康管理のあり方に関する市民・専門家委員会
子どもと放射能対策の会
連絡先:放射線被ばくと健康管理のあり方に関する市民専門家委員会事務局
      〒173-0037 東京都板橋区小茂根 1-21-9 国際環境 NGO FoE Japan
      Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986 
      担当: 満田・矢野
      携帯: 090-6142-1807
      E-mail: XLA07655(アット)nifty.com (アット)を@に変えて送信してください
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記事のアドレス http://starsdialog.blog.jp/archives/16925997.html

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